シスターの散歩道

このブログはノートルダム修道女会のシスターが日々の気付きを綴るブログです。
ある映像
ある映像
  最近、通りがかりに思いがけず目にとまったテレビの映像が、あざやかに私の心に残っています。雪の降りつもった真っ白な広く急な傾面を白熊の親子が登っています。と、生後何か月なのでしょうか、幼い子熊が足をすべらせました。どうにか止まることができ、登りはじめるのですが、何度もなんども滑り落ちてしまうのです。頂上まで登りついた母熊は、じっと立って、子熊が登ってくるのを待っているようです。子熊がやっと登りついて、母熊とならんでしずかに去っていく後姿を、私は感動しながら見送りました。映像はロシアのマガタン州で撮られ、子熊は6回もすべり落ちたという字幕が画面に流れました。
  きびしい自然のなかを生きる親子の熊の愛の絆、子熊の果敢な挑戦、それを応援するように写してゆく写真家のこころ、画面を感動しながら祈るように見守る人々、全てのものは愛によって結ばれ、神のふかい摂理とやさしさにつつまれて存在しているのだという思いにみたされて、見おわった私の心は安らかでした。
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