シスターの散歩道

このブログはノートルダム修道女会のシスターが日々の気付きを綴るブログです。
お客様をお送りする
最近、特に、家族や知人との別れがつらくなってきているのを感じます。一期一会の意味が心に染みる年齢となってきたためでしょうか。互いの安寧を祈らずにはおられません。

別れの時はいつでも、母が玄関先まで見送ってくれたことどもが走馬灯のように私の脳裏をよぎります。母は私たちが休暇を終え、帰路につく時は、私たちの好物を沢山準備してくれるのでした。それから私たちを玄関先まで送り出すのです。彼女は愛を込め、私たちが見えなくなるまで手を振り、祝福の仕草をするのです。その母の祝福を受け、たくさんの愛と希望そして勇気を携え帰路につきました。 

別れの少し前、私たちは家庭祭壇で互いの平和と健康を祈り、数日間滞在したことへの感謝を両親と兄弟姉妹に伝えます。母の温かい抱擁そのものが宝でした。見えなくなるまで手を振り見送ってくれた母の姿が今も忘れられません。彼女の祝福は何物にも代えがたい贈物でした。今も右手で私たちのために十字を切り笑顔で送り出してくれた母が恋しくなります。不思議なことに私たち兄弟姉妹は母を見倣い同じ仕草を互いの分かれに際しやっているのです。

修道院でお客様や卒業生、そして知人をお送りする時はいつでも、母がしたと同じように心から彼、彼女のために「無事に家路に着けますように」との祈りを込め、祝福の十字を切りお送りします。

聖書には「平和」についての箇所が無数に記されています。人類が切実に平和を希求する「今・この時」こそ、イエスの「安かれ」をいつも発信しなければと思います。
シスタージョアンナ徐 : comments (x) : trackback (x)
「なおみチーム」
「なおみチーム」
  昨年、テニスの全米オープンで初優勝した 大坂なおみが、4大大会の第1戦である全豪オープンに連勝して、世界ランキングでアジア初のシングルス1位に輝いたという明るいニュースに、今、日本中が喜びにわいています。
  私も試合後にあった熱気あふれる会場での表彰式をテレビで見ることができました。対戦相手のぺトラ・グピトアも大坂なおみもそれぞれ心をうつ挨拶をしたのですが、二人ともが感謝を述べた「チーム」の人々という言葉が心にとまりました。翌朝の新聞をよんで、環境面をととのえ、技術面や精神面を指導する国内外のコーチやトレーナーのグループのことだと知りました。「『よりよくしたい』というチーム全体の努力、そして、それを受け入れる大坂選手のおかげでこの快進撃があった」というコーチの1人のサーシャ・バイン氏の言葉が紹介され、支える力と生かす力が1つになってあの快挙となったのだとわかりました。
  人はだれも一人で生きてゆくことはできません。思えば、人は皆、いろいろな形で、一人ひとり、サポートされ、また、自分もサポートとする人々のいくつもの輪の中にいて、互いに、よりよく生きようとしているのではないでしょうか。私をサポートしてくださる多くの人々を思い起こし、感謝し、私も他の人々をサポートする力を新たにいただく機会となりました。
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